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どうしてそろばん?!
私も実はそろばんには縁がなかったのですが、話を聞き、調べるほどにその魅力と可能性に興味を持ちました。
やってみて思ったそろばんの7つのメリット
一番よいのは、子供が楽しいと感じること。子供にやらせてみると、目を輝かせてどんどん取り組んでいくのにはびっくりしました。子供たちにとってはゲームみたいなもののようです。
二番目にによいのは、基本、先生は教えないこと。自分で勝手にできるように仕向けて行きます。
三番目によいのは、年齢に関係ないこと。色々な年齢の子がごちゃまぜなのが当たり前。幼稚園生でも小学校高学年に勝ったりします。
四番目によいのは、一言でいえば脳力開発。集中力、記憶力、注意深さだけでなく右脳を活性化させるとのこと。見て、聞いて、指で弾いてをスピーディに行うことが効果的だそうで、まさにゲーム。
五番目によいのは、遊び、体を動かすことを重視していること。
六番目によいのは、国や言葉に関係なくそろばんで世界中と交流できる可能性があること。
七番目によいのは、自分のボケ防止にも役立つこと。
どうしても7つにしたかったので無理やり入れた項目もありますが、それも半分以上本音です。
2017年秋現在、60名以上の子供たちがそろばんを楽しみに通ってきてくれています。
そろばん教室の略歴
コミュニティwatashi そろばん教室
2016年6月 スタート
コミュニティwatashi内で俊介先生とともにそろばん教室が始まる。
学童でそろばんを教えていた俊介先生の意向により、外遊びを重視、そろばんの合間に遊びに行くというたぶん他にはないスタイル。
当初の生徒は7人。年長さんから小学3年生まで。
指で珠を弾いて答えを出すそろばんはゲーム感覚のようで子供達には相当楽しい。
読み上げ算(読み上げる数字を聞きながら同時に加減の計算をしていく)にはスピード感、スリルが。
エアーそろばんでチャレンジするのも楽しみの一つ。
国内で行われている検定試験は海外では受けられないため、独自に検定試験を始める。
賞状をもらったときの笑顔は最高です。
2016年夏 夏期講習に30人以上の子供たちが参加
そろばんと外遊びを夢中で楽しんで、検定試験もたくさんの子が合格、楽しい思い出がたくさんできました。教室も盛り上がってきて順風満帆かと思いきや・・・
一転ピンチに!
近隣からの苦情を受けて移転を余儀なくされます。必死に代替場所を探しながら痛すぎる2か月間休止。このブランクは痛すぎました・・・
11月 やっと再開。
近所の教会で週に1回、同じく近所のKita(保育所)で週2回可能となり待ちに待った教室再開。子供たちも保護者のみなさんも暖かく待ち続けてくださったことに感謝しています。その後秋期講習、冬期講習もあり、少しずつ人数も増えて15人規模に。
2017年 少しずつ広がるそろばんの輪
2017年春期講習には30人以上の子供たちが参加。日本人家庭の子に加えて国際家庭の子が一緒に楽しみ、友達に。これまでASOBO!でやりたくてもなかなかできなかったことが自然に形になってきました。春期講習後にはロシア人の兄弟も参加。ロシアではそろばんがとても盛んで、問い合わせの多くはロシア人からのものです。
5月 新天地へ移転
すぐ近所に偶然場所が見つかり、コミュニティwatashiの移転に伴い新しい場所へ。これで少しずつ体制を整えていけるようになりました。
大盛り上がりの夏期講習
最高に楽しく、そして成果を出したいと臨んだ夏期講習。朝から午後3時まで、そろばんしたり、学校の宿題をしたり、晴れた日は外で思いっきり遊び、雨の日は中でカプラで遊んだり。全部で80人近い子供たちが参加。人数が多い方が楽しくて大きく成長すると言われていましたがその通り。この夏の成長は想像を遥かに超えていました。
さびしいお別れも
教室誕生のときから通ってくれていた子、春休みから通ってくれてた元気いっぱいの子、夏期講習から通ってくれた3人姉妹が日本に本帰国に。土地柄、いずれ帰国してしまう子たちが多いだけに、通ってくれる短い時間の密度を濃く、楽しくかつ大きく成長できる場にしたいと思っています。
VHSでのワークショップ
デュッセルドルフの市民大学(VHS)で開校したSOROBAN Workshopには17人ものドイツ人が参加、そろばんの新鮮さ、「計算しない計算方法」というプロセスが新鮮でとても面白いと参加者のみなさんが口をそろえて言ってくれました。
ワークショップではそろばんを教えるだけでなく、ビデオでそろばん学習者の驚異的な暗算力や、そろばんがモロッコのとある町で児童労働をなくした話なども紹介しました。
これから
現在約60人の子供たちが在籍。4歳から中学生までが肩を並べてそろばんに夢中になったり、外で走り回って遊んだり。遠くの町から月に2回来てくれるロシア人の子や日本人の子も。そろばんが大きく広がっていくことを夢見ています。