先日こちらの記事でN高の衝撃を書きました。
2016年開校、2年目で生徒数7000人はものすごい勢いです。
実はオンライン、通信制の高校自体はそれほど新しいものではないのですが、やはりテック、IT関係者が主体となると革命的なものが生まれてきます。今後もこの分野は大注目でしょう。
さて、N高以外にも魅力を感じるものが2つあります。
その1つ目がスタディサプリ
https://studysapuri.jp/
CMを結構打っているそうでご存知の方も多いと思います。
Contents
スタディサプリ
こちらは学校ではなく、オンライン学習塾・予備校です。
一流講師陣によるクオリティの高い授業と質の高い教材が破格(月980円)で無制限に利用できるという驚きのサービスです。
対象:小学4年生~大学受験生
特長:
- 4万本以上の神授業が見放題
- 月額980円で小4~高3までの全教科・全科目受講可能
- 授業は予備校でも人気の一流講師陣が担当
- 1コマ15分の授業
- 教材(授業テキスト・演習問題)無料ダウンロード
- 学習習慣定着のためのサポート機能
スタディサプリの魅力
僕の思うスタディサプリの魅力は3つあります。
自由度の高さ
時間:通学時間がいらない、電車の中ででもどこにいてもハイクオリティの授業が受けられるっていうすごさ。
内容:学年に関係なくいくらでも自由に学べる
わからなければ何回でも繰り返し受講できる
自由度が高い=自学の習慣づけになる → サポートする機能も利用できる
学年の枠にしばられない → 前の学年にもどって復習 どんどん進めたい子は小学生でも高校生の授業まで受けられます。
クオリティの高さ
講師陣すごすぎ。しかも1コマ15分という受講のしやすさは非常に魅力的。当然、1回の授業で扱う内容が絞られるので学ぶ側も焦点を絞れるので効率がよいはずです。
小学生講座
算数の尾崎先生
中学・高校・大学受験 英語教育界の革命児 関先生
中学・高校大学受験講座 社会科を爆笑させる風雲児 伊藤先生
といった感じで一流講師がずらり。
そんな先生方が教材作成にも携わっています。
圧倒的低コスト
1か月間これだけの授業を見放題、テキスト教材もすべて込みで980円という破壊的な安さ。
980円です。
0の数、1つだけですよ。
980円といえばラーメン一杯、お昼の定食程度、4駅か5駅分を2回往復する電車賃程度。
これは勉強が苦手な子にとってはもちろん、好きな子、好き、得意な教科が1つでもある子にとっては最高ですね。
理科が得意な小学生が中学・高校の内容をどんどんやっちゃう。興味のある授業なら学年関係なしに見ることができる、そういう自由度の高さは魅力的です。
デメリット
デメリットというのは別にないと思います。スタディサプリ1本に依存して困ったことになったとしてもそれは依存する側の問題なので。
強いて言うなら、高校生に最適化されている印象があるので、小学生で学びたい意欲のある子には向いているけど、そうでない子はあまり反応や効果も薄いかも。
14日間の無料体験で合う人はやってみて、合わなさそうならやらなければよいです。合わない人にはもちろんおすすめしません。スタディサプリは現状はあくまで塾、予備校のスタイルなので、その学び方が合わない子と言うのは当然一定数いると思います。
さらに魅力的なこと
高校生以上になるとさらに魅力的です。
専属のコーチがつく
コーチをつける場合は月額9800円です。それでも破格ですね。
専用学習プラン×コーチとの二人三脚で日々学習できます。コーチは現役大学生。オンライン学習で人とのつながりは非常に大切な要素ですね。
小学生、中学生講座にはまだこのシステムがありませんが、今後どのように進化していくのか注目したいところ。
Live 先生にその場で質問できる
https://live.studysapuri.jp/
こんな感じ。
Live 授業の力は大きいですね。こちらがAI, VRを取り入れてどんどん進化していくはずです。
5年後、10年後にはすごいことになっているはず。
高校に積極的に行かなくなる? 義務教育も?
また、前回の記事 学校がなくなる?でも触れましたが、実際高校に行かずに週1~2日ほど実社会で働きながらスタディサプリを利用して大検、大学受験を目指すことも可能です。
「何らかの理由で高校に行けないから」という子にもこれは素晴らしいシステムです。
経済的理由、不登校、何らかの障害で学校システムが合わない、など。
それだけでなく、今後は自由な時間を増やして「専門技術を学びながら」「好きなことを思いっきりやりながら」大学進学を目指すという積極的な理由で高校に行かずにスタディサプリやN高を選択するという例が間違いなく増えていくでしょう。
「海外に住んでいるけれども日本の大学に行きたい」という子にも非常に魅力的ですね。
海外でも受講可能かどうかはまだ調べていませんが、調べたらまた記事にしたいと思います。
未来の教育講座
そしてこれ!
https://studysapuri.jp/course/high/lineup/future/
5教科以外の実学、実社会で活躍する方の講義も開講しています。こちらはまだこれからコンテンツが充実していく途上段階にあると思いますが、非常に魅力的です。
アクティブラーニング
よのなか科 藤原和博 授業数51
藤原和博氏はリクルート社から和田中学の校長に転身、よのなか科を創設して教育界に革命をもたらしました。著書多数。
この動画はお子さんを持つ方、教育にたずさわる方は必見です。
MANABI MIRAI MEETING 2017 藤原 和博 氏
現在の高校生は、どんな未来を生きるのか? ~今後の未来の社会、生き方、働き方、そしてそれに向けた学び方~
これはリクルート本社で開催されたMANABI MIRAI MEETING 2017にて教員の方々に向けて行われた内容です。
スタディサプリ よのなか科の内容
経済・学校・仕事・社会・起業の5つのテーマで、正解がひとつではない問題を思考します。21世紀型能力全てを網羅的に扱い、ワークシートをもちいてブレインストーミング、ロールプレイング、ディベートできるアクティブラーニングとしても活用することが可能です。
教養
市場とモラル マイケル サンデル 全6回
マイケル サンデルはハーバード白熱教室で有名ですね。
全6講義を通して、お金をめぐるジレンマについて探究していきます。お金では買えないもの、買えるべきではないものとは何でしょうか?大学入学の権利や行列に割り込む権利がお金で買えるようになると何が起きるでしょうか。複数の事例や意見を通してお金と道徳について一緒に考えてみましょう。
お金・投資 八嶋智人 佐渡島庸平 全4回
タレント八嶋智人さんが大学の講師に扮して人気投資漫画「インベスターZ」を題材に、お金と投資について授業を行います。学校では学ばない、でもみなさんが生きていく上で密接に関わるお金について学びましょう。
この世界・経済について学校ではほとんど何も教わりません。世の中、経済、お金に無知なままにしておく教育を変えようという試みは今後民間からどんどん起こってくるでしょう。
21世紀スキル
プレゼンテーションの技術 全10回
プログラミング(iPhoneアプリ、Webデザイン)各30回
メディアアート 全23回
さらに
スタディサプリ Live 未来の教育講座
https://live.studysapuri.jp/future
これはうらやましすぎます。しかも無料!
こちらは非開催となってしまいました。残念過ぎる!
今後、こちらの講座の発展を切に願ってます。
本当に、いい時代になってきましたね~
山片重信
ASOBO!
コミュニティWatashi