おしゃべり鑑賞会!感想と募集のお知らせ

6月にスタートしたおしゃべりアート鑑賞会」は全8回を終えました。
そして、子どもたちからの続けたいという声を受け、
第2期を開催することになりました!
楽しんでくれている様子で、こんなに嬉しいことはないですね^^

鑑賞会のようす


おしゃべり鑑賞会は、子たちの話を聞いて新鮮な驚きや発見の連続で、
わたし自身とても楽しんでいます。

そのようすやわたしが感じたことをいくつかご紹介します。

鑑賞会ではまず、一人で1分間絵をじっくりみてもらいます。
そのあと、一人ずつ気づいたことや感じたことを言ってもらうのですが、
ここでは言うのを待ちきれない!といったようすで、
次から次にいろんなことを挙げてくれます。
内容は直感的に感じたことや、不思議に思ったこと、
色彩やモチーフだったり、絵のなかで起こっていることなど様々です。

そのあと、子どもたちの発言をきっかけに、さらに絵をいろんな角度からじっくりみて、
おしゃべりしながら鑑賞を深めていきます。

子どもの感性を侮るなかれ

この鑑賞会では、作品の背景をもとにひとつの答えを導く
といったことはませんが、
画家の心情や背景など、ある意味”核心”に迫る発言も
めずらしくありません。
”子どもを侮るなかれ”ですよ〜。
彼らの鋭い感性には大いに刺激を受けました。
この場を独り占めしていいんだろうか?!と思うほどです。

だれかといっしょに絵をみる楽しさ

また、子どもたちは他の人の意見にもよく耳を傾けています。

オンラインなので同時に話すと声が聞き取れないこともあり、
声は出さずに「(へー)」「(ほー)」と大きめにリアクションしたり、
Zoomの機能の拍手ボタンを押したりと、
聞いてるよというサインを出しあうことも楽しんでいるようです。

そして、他の人の見方を聞いて、さらに考えたことや意見や感じ方が
変わってきたことなどを話してくれます。

発言の根拠として、色が不気味だから、形がいろいろあって楽しげだからといった感覚的なことから、
行ったことのある国や知っている動物の特性、見聞きしたことなど、
経験や知識を挙げることがあります。
そして、こういったお互いの感覚や知っていることの違いが
鑑賞を深めるきっかけになることも多々あり、
だれかといっしょに絵をみるよさだと思います。

アートで世界をひろげる!

思いがけない展開になることもあります。
ある時、画面からいなくなったと思ったら、地球儀を抱えて
戻ってきたことがありました。
絵のなかの描かれた小さな地図と現在のものが違うというのです。
さらに別な子は地図帳を持ってきて、やっぱり違うことを確かめ、
いっしょにその絵が描かれた年代に迫りました。
子どもたちの探究心や洞察力のすばらしさはエピソードを挙げれば
きりがないほどです。

こんな風にして、子どもたちは、回を重ねるごとに自ら自分の世界を
どんどん広げていきます。
絵をみるって、とても能動的な行為なんですね。

そこで、今回は「アートで”世界とつながる!”〜」改め、
「アートで”世界ををひろげる!”〜」とすることにしました。

ぜひ多くの人たちに体験してもらいたいと思っています!

体験会|参加者を募集しています!

毎週土曜日に、コースまたは体験会を開催しています。
オンラインでいっしょに絵をみておしゃべりしませんか?

日程等詳細やお申し込み方法は、下記のウェブサイトからご確認ください。

体験会はクラスのある日は体験のみで、コースの説明はありません。
鑑賞会についての説明などをじっくり聞きたい方はクラスがない日をおすすめします


お申し込み・お問い合わせ

日程等詳細や体験のお申し込みはコチラから♪
https://soroban-schule.de/onlineskill-art/


お問い合わせ
Facebookページ又はEmailからお気軽にどうぞ!

https://www.facebook.com/atelier.irotabikids
atelier.irotabikids@gmail.com

「アートで世界をひろげる!おしゃべり鑑賞会」はBingo!そろばん教室との共催企画です。


参加した子どもたちと親御さんに
感想を聞いてみました!

子どもたちの感想

毎回、どんな絵が出てくるのか楽しみでした。
絵をみて、自分の思ったことや感じたことを自由におしゃべりするのが、ただただ楽しかったです。

この絵の中の人物は何をしているのだろう、
何を描いた絵だろうと想像するのが、謎解きのようで楽しかったです。

絵の感想をみんなで言い合ったりするのが楽しいです。
他の人の意見もなるほど!と思いながら聞いています。

ものの見方が変わりました。例えば友だちの絵とかも、前より細かい部分まで見るようになりました。


保護者の感想

美術館に行っても、いつもつまらなさそうにする息子ですが、おしゃべり鑑賞会はとても面白かったようです。前提知識全くなしで、1つの絵を色んな角度からじっくり鑑賞するので、頭がフル回転。絵の中から沢山のことを発見して、想像を膨らませていました。

ゆうき先生の「どこからそう思った?」という質問に対して、なぜ自分がそう思ったのかを説明しているうちに、自分の感じたこと、考えたことを言語化するのが得意になりました。子供たちはただ自由におしゃべりをしている感覚なのに、回数を重ねるうちにいつの間にか鑑賞力が付いているのに驚きました。これも、ゆうき先生の引き出し方がお上手なと絶妙な相槌のおかげです。

日本に住んでいる子と鑑賞することで、自分の当たり前が実はそうではないことを知ったり、自分と異なる意見を聞いたり、毎回、沢山の刺激を受けていたと思います。

最近「漢字」を学校で習い始めたのですが、形や意味からなんとなく想像して読むことが出来るので、楽しいらしいです。鑑賞会を通じて感性が育まれたのかなと思いました。

おしゃべり鑑賞会ではいろいろ言いたくてウズウズしているようです。表現する力や積極性が身についてきて、最近あった授業参観では積極的に発言していました。

人の意見を聞き、自分と異なる意見も受け入れることができるようになってきました。これからも、いろいろな絵をみせてあげてください。

Atelier Irotabi Kids
Yuki Hintze